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計算力とは?
計算力と聞いて何をイメージするだろうか。例えば百ます計算やフラッシュ暗算の問題を解く能力を思い浮かべる人が多いのではないかという気がするのだが、大学入試で必要となる計算力はそのようなものとは少し異なる。

確かに各分野で習う基本的な計算-展開・因数分解・微分など-はこなせるようになっていることは大前提であるが、直線的な処理という意味での計算力(最初に持ち出した百ます計算など)だけを磨いても、なかなかセンター数学などは時間的に厳しく、高得点を取るのは難しいと思われる。また、計算ミスの多い人は手順のわかっている計算について、どこかで処理を誤ってしまうのだが、機械のように正確な、ミスをしない計算力を付けるのはそう簡単ではない。(と思う。私自身そのような計算力には自信がないし、これから練習しても身に付かないと思っている。)

では、大学受験で身に付けておきたい計算力とは何か? それは端的に言うと

「幾つかの手段の中から、より適切な方法を選ぶ力」

である。ほとんどの場合問題を解く方法は一つではなく、どの手段で解いてゆくかによって処理の分量や難易度、さらにはミスの生じる確率など、は大きく変わってくる。したがって当然のことであるが、よりミスの発生しにくい手段で解くことが重要になる。(例えば2k-1やk(k+1)にk=1,2,・・,nを代入して得られる項の総和はどう計算しますか?)

生徒を指導していて歯痒く思うのは、新しく提示された自分の知らない方法について、全く興味を示さない場合である。どうも最初に覚えた計算方法や考え方に固執する傾向があるようで、進歩というものを自ら放棄してどうするの?、と言いたくなる。確かに一度出来るようになったことを使いたいというのは理解出来る部分ではあるが、より高見に登りたかったら自分の知らないことを吸収する必要がある。いろいろな考え方を身に付ける中で、計算力に限らず、数学的な力は向上してゆくのだ。

ということで、自らが計算が苦手だと思っていたり、やたらと計算ミスが多いと実感している人は、簡単な計算について、知らなかった方法が出てきたら必ず覚えてゆくようにされたし。
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