京都大学文系数学の勉強法
2011-11-23 11:23:53 (12 years ago)
京都大学は文系の受験に、本来は数学の理系範囲である「体積の求積」「条件付き確率」などを課す稀な大学である。ほとんどの高校では文系志望者に数3・数Cを教えるようなカリキュラムになっていないと思うので、京都大学の文系学部の受験生は、その内容について自分で勉強をしなければいけなくなる。
実は旧課程(1990年代前半まで)ではそれらのテーマを文系でも普通に扱っていたので、それを勉強するための文系用参考書はたくさんあった。それがだんだんと文系範囲のカリキュラムが薄くなり、それに合わせて文系の参考書は「体積の求積」などを扱わなくなったので、その辺りを勉強するためには数3・Cの教科書や参考書を買うか、古本屋などに行って旧課程時代の参考書を入手することを考えなければいけなかった。
仕方がないので、それならいっそのこと私が該当テーマについての学習が一通り出来るようなものをまとめて、サイトにUPしよう、と思い立ったのは実はかなり前である。その後、雑事に追われてなかなか完成させることが出来ず、いや、白状すると着手することさえも出来ずにここまで来てしまった。それなりに気にはしていたのだが・・。
そんな状況の中で、昨日本屋に行って、数学の参考書コーナーでいろいろなものを少しずつ見るという、ルーティンワーク(新刊は次から次へと出るので、定期的に確認します)をしたところ、何と、素晴らしい参考書をみつけたので、紹介しておきたい。(出版日時は随分前なのに何故かこれまで気付かなかった。)
○ 佐藤の数学教科書「積分編」(東進ブックス・著者佐藤恒雄)
http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%97%A4%E3%81%AE%E6%95%B0%E5%AD%A6%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8-%E7%A9%8D%E5%88%86%E7%B7%A8-%E6%9D%B1%E9%80%B2%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E6%81%92%E9%9B%84/dp/4890854312/ref=pd_sim_b_3
○ 佐藤の数学教科書「個数の処理・確率編」(東進ブックス・著者佐藤恒雄)
数1,2,A,B範囲の参考書でありながら、それぞれ「体積の求積」「条件付き確率」も扱っている、まさに京大文系受験生のための参考書と言える。著者の佐藤恒雄さんは数学者で、説明や記述は予備校講師などが書いた、すぐにわかりますよ的なノリの参考書とは一線を画している。
なお、上記以外では「ベクトル」「数列」編それぞれが(かなりレベルは高いが)受験レベルの内容をほぼ網羅していて、数学好きな人、得意な人にはお薦めである。また、受験生のみならず、指導者にも是非読んでもらいたい良書である。
実は旧課程(1990年代前半まで)ではそれらのテーマを文系でも普通に扱っていたので、それを勉強するための文系用参考書はたくさんあった。それがだんだんと文系範囲のカリキュラムが薄くなり、それに合わせて文系の参考書は「体積の求積」などを扱わなくなったので、その辺りを勉強するためには数3・Cの教科書や参考書を買うか、古本屋などに行って旧課程時代の参考書を入手することを考えなければいけなかった。
仕方がないので、それならいっそのこと私が該当テーマについての学習が一通り出来るようなものをまとめて、サイトにUPしよう、と思い立ったのは実はかなり前である。その後、雑事に追われてなかなか完成させることが出来ず、いや、白状すると着手することさえも出来ずにここまで来てしまった。それなりに気にはしていたのだが・・。
そんな状況の中で、昨日本屋に行って、数学の参考書コーナーでいろいろなものを少しずつ見るという、ルーティンワーク(新刊は次から次へと出るので、定期的に確認します)をしたところ、何と、素晴らしい参考書をみつけたので、紹介しておきたい。(出版日時は随分前なのに何故かこれまで気付かなかった。)
○ 佐藤の数学教科書「積分編」(東進ブックス・著者佐藤恒雄)
http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%97%A4%E3%81%AE%E6%95%B0%E5%AD%A6%E6%95%99%E7%A7%91%E6%9B%B8-%E7%A9%8D%E5%88%86%E7%B7%A8-%E6%9D%B1%E9%80%B2%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E6%81%92%E9%9B%84/dp/4890854312/ref=pd_sim_b_3
○ 佐藤の数学教科書「個数の処理・確率編」(東進ブックス・著者佐藤恒雄)
数1,2,A,B範囲の参考書でありながら、それぞれ「体積の求積」「条件付き確率」も扱っている、まさに京大文系受験生のための参考書と言える。著者の佐藤恒雄さんは数学者で、説明や記述は予備校講師などが書いた、すぐにわかりますよ的なノリの参考書とは一線を画している。
なお、上記以外では「ベクトル」「数列」編それぞれが(かなりレベルは高いが)受験レベルの内容をほぼ網羅していて、数学好きな人、得意な人にはお薦めである。また、受験生のみならず、指導者にも是非読んでもらいたい良書である。